第536回 開発運営レポート

2019/11/20 (水)

不定期企画「MHFのウラガワ」第6弾~「モンスターが生まれるまで2」編~
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アシスタントプロデューサーの砂野です。

先週11月13日(水)からは、『ハンターライフコース』『エクストラコース』の無料開放も始まり、非常にたくさんのハンターさんにメゼポルタを訪れていただいています。
いよいよ、サービス終了まで残り1カ月弱となりましたが、引き続き、『MHF-Z』をお楽しみいただけますと幸いです。



今回の「MHFのウラガワ」も、「モンスターが生まれるまで」がテーマです。前回とは別のモンスターを題材に、モンスターのデザインが決定するまでの過程を、社内のデザインコンペで提出されたラフデザインを交えながら、ご紹介していきたいと思います。

題材は「爆霧竜 ボガバドルム」


今回は、「爆霧竜 ボガバドルム」を題材にお届けします。

ボガバドルムは、2018年9月26日(水)に実施した『MHF-ZZ(ダブルゼット)』大型アップデートにて、登場したモンスターです。
「爆霧竜 ボガバドルム」紹介ページ

※上記リンクは、ゲームブラウザから閲覧することができません。
お手数ですが、パソコンまたはスマートフォンにてご覧ください。


オリジナル新武器種「マグネットスパイク」とともに登場するモンスターということで、“マグスパを装備して狩りに行くと面白い”ということにも留意して、企画がスタートしました。たとえば、骨格に「ティガレックス骨格」を採用したのは、部位がはっきり分かれていて、磁界照準の使い分けが活きるから、という意図がありました。

また、アクションに新規性を出すため、使用してくる属性には、当時はブラキディオスのみに使用していた「爆破」を採用。そこに紐づく形で「爆破攻撃に使用した部位の肉質が軟化する」という設定を付けることで、『MHF』ではハルドメルグがその先駆けとなった「特定の攻撃後に特定の部位を攻撃する遊び」を盛り込むことにしました。

モンスターデザインのラフコンペ

大枠の設定が出来上がりましたので、「ボガバドルム」でもモンスターデザインのラフコンペを開催することになりました。
今回も様々なバリエーションのデザイン案をぜひご覧ください。

<案A>

どちらも「アルマジロ(グリプトドン)」のシルエットがベースになっており、上の案は「サイ」や「アンキロサウルス」をモチーフに盛り込んだもの、下の案は「センザンコウ」のシルエットに寄せたものになっています。

 


 

<案B>

こちらはグラビモスやハルドメルグを彷彿とさせるカラーリングのデザイン案。
爆発性の甲殻を駆使して攻撃してくる…という設定なのですが、右下のイラストが可愛いですよね(笑)

 


 

<案C>

案Cは、両腕の盾のような大きな鱗が特徴的な、耐爆スーツをモチーフにしたシルエットのデザイン案です。体内から分泌される体液から作り出される、装甲の役割を果たす鱗は”リアクティブアーマー”のような機構を持ち、一定の衝撃が加わると爆発四散するという設定でした。

 


 

<案D>

案Dは、エルゼリオンのベースデザインを制作したデザイナーのもの。
サイとカミツキガメがモチーフとなっており、全身が硬い皮に覆われており、その皮の間に“爆鱗”と呼ばれる鱗が生えた翼膜をもち、それを開閉して爆発を巻き起こすという案でした。

 


 

<案E>

案Eは案Dと同じデザイナーの二案目で、サイのモチーフはそのままに、“突進”・“爆撃”・“戦車”というキーワードを強調したものです。
こちらは腕の皮の間に“爆発殻”と呼ばれるツメのような構造物が生えており、筋肉を隆起させることでそれらが表出する、という案でした。

 


 

<案F>

案Fは、爆発性の甲殻を二重に備えたモンスターで、一層目の甲殻を爆発させたら、サメの歯のように奥の甲殻が表に出てくる、という案になっています。
顔が角に覆われており、かなり獰猛な印象のあるデザイン案でした。

 


 

<案G>

案Gは翼の骨格はあるものの、翼膜を持たず、残った鉤爪で固定した火山岩を装甲にしている、というデザイン案です。
鱗の隙間から爆発性の体液を分泌し、火山岩に染み込ませることで、爆破反応装甲(リアクティブアーマー)を作り出しているという設定です。
両腕と頭部の装甲を寄せ合わせた姿は、生半可な攻撃では突き崩せそうにありません。

 


 

<案H>

案Hは、ベースデザインに選ばれたデザイン案。
全体のシルエットは“戦車”をイメージしており、大きく、太いものになっており、爆破属性のイメージから放射状の直線を取り入れているほか、メカものでよく目にする多連装ロケット砲のような意匠が腕部分に凝らされています。

また、実は創作物に登場する“狂暴で強靭なおじいさん”からもインスピレーションを得ており、その要素が首元などの“たるみ”に反映されています。(ボガバドルム自体が高齢という訳ではなく、あくまでデザイン上のイメージです)

カラーリングが既存モンスターにはあまりない“青色”系統だったこと、後述しますが、デザインを裏付ける生態・メカニズムが詳細に考えられていたことから、こちらのデザインが採用されることになりました。

デザインのブラッシュアップ


デザインのブラッシュアップと、実際にゲーム内に実装するにあたっての落とし込みを行なっていきます。

体内で生成した爆発性のガスを頭・腕・尻尾にある噴出口から排出しており、体表に連なる固い鱗が火打石の役割を果たすことで、爆発を巻き起こすという設定になっています。ボガバドルムの口内や舌が紫色であることには、皆さんお気づきでしょうか?これは体内にガスが充満しており、血中の酸素濃度が低いことを表しています。

 


 


実は当初のデザインでは、生成しているのは二酸化炭素で、“湖水爆発”という現象の“高濃度に二酸化炭素が溶け出した液体に衝撃を加えると炭酸ガスが爆発(噴出)する”というメカニズムを取り入れていました。そのため、多連装ロケット砲のように見える部分は、高濃度の炭酸水がたまった水疱のようなもの、という設定だったのですが、周囲に噴出しているガス自体にも爆発性を持たせるために、この設定はなくすことになりました。

ちなみに、画像の右下にもありますが、“戦車”のイメージが念頭にあったことから、ボガバドルムの開発名称は「Panzer Wyvern」でした。

さて、いかがでしたでしょうか?

今回は、エルゼリオンに続いて、ボガバドルムのデザインが完成するまでの過程をご紹介させていただきました。前回同様、普段は公開しない様々なラフデザインを見て、“IF”の世界などに想像を膨らませていただけましたら、幸いです。

ボガバドルムといえば、個人的に記憶に残っているのが、『MHF-ZZ』大型アップデートのメインビジュアルの初期デザイン案です。ボガバドルムの存在感が出ていてとてもよかったのですが、怪獣映画感やSF感が強く、『MHF』のメインビジュアルには少しそぐわなかったため、見送りとなったものではありますが、せっかくの機会なのでご紹介いたします。

 


 

<『MHF-ZZ』メインビジュアルの初期デザイン案>



いつもの『MHF』のビジュアルの印象とは違っていて、面白いですよね。


編集後記
さて、本日は「MHF最後のイラストコンテスト」の結果発表です。
たくさんの愛のあふれるイラストの数々に、審査は非常に難航しました…。そのため、受賞枠の形式を従来とは異なる形に変更させていただき、金賞(最優秀賞)・銀賞・銅賞・特別賞・優秀賞・審査員賞という枠を設けて表彰させていただくことにしました。

受賞を逃した作品も、素晴らしい作品ばかりでしたので、公式Twitterなどで是非、全作品にコメントを添えてご紹介させていただこうと思っています。 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
「MHF最後のイラストコンテスト」特設サイト

また、前々回の開発運営レポートでお伝えさせていただいておりました通り、12月18日(水)のサービス終了時刻を「10時」から「21時」に後ろ倒すことを、先週発表させていただきました。念のため補足しておくと、当日は定期メンテナンスは行ないませんので、0時から21時まで通してプレイいただけます。 ぜひ、お仕事や学校から帰宅した後に、仲間たちとゲーム内でフィナーレを迎えていただけますと幸いです。

それでは、最後まで『モンスターハンター フロンティアZ』をよろしくお願いいたします。

お問い合わせ状況
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狩人祭の入魂祭におきまして、「試練の対象となるモンスターで目標を達成しても魂を獲得できない場合がある」とお問い合わせをいただいております。魂が獲得できない場合、以下の点をご確認いただきますようお願いいたします。

■試練の目標が正確に達成されているかご確認ください
試練の目標が「討伐」になっている対象のモンスターを捕獲した場合、魂は獲得できません。また、試験の目標が「捕獲」になっている場合、対象のモンスターを討伐すると魂は獲得できません。

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なお、獲得した魂は、最大で500まで所持できます。500以上の魂は所持できませんので、「狩人祭受付」に話しかけ入魂を行なってください。また、入魂せずにログアウトをしてしまうと獲得した魂は無効となりますので、ご注意ください。

オンラインマニュアル 狩人祭 入魂祭

利用規約違反者対応状況
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2019年11月4日(月) ~2019年11月17日(日)の期間中に、PS3、PSVita、PS4、パソコンのゲーム内において計2件の利用規約違反が確認されたため、該当するアカウントに対して罰則(警告、一時停止、永久停止)を適用いたしました。

  警告 一時停止 永久停止 合計
チート行為※ 0 0 2 2
ハラスメント 0 0 0 0
不適切名称 0 0 0 0
合計 0 0 2 2

※不具合の悪質な不正利用による対処件数が含まれます。

2019年10月
合計 3件
2019年11月
合計 2件

「キャラクターの育成をしてあげるという誘いをうけてアカウントを貸した」または「育成代行というのをやってくれる業者がいるので利用した」結果、「規約違反行為が確認されて永久利用停止になってしまった。こんなことになるとは知らなかったので解除してほしい」といった連絡をいただくことがございます。

これらの行為は、すべて重大な規約違反行為となっているため、永久利用停止の解除を行なうことはできません。
MHF-Z利用規約ではチート行為はもちろんのこと、MHF-Z内で提供されるゲーム情報を現金等による売買の対象として利用する行為を禁止しておりますので、絶対に行なわないでください。

同様に、ログインIDの貸与、譲渡、売買または不正に第三者のログインIDを利用する行為も禁止しております。
ご家族間であっても、ログインIDの共有は禁止いたしております。こういった行為はトラブルの元となりますので、行なわないでください。


また、「育成代行」といった非公式のサービスについて宣伝などを行なっているキャラクターをゲーム内で確認された際は、下記「お問い合わせ」ページの「迷惑行為の報告」より、宣伝行為を行なっていたキャラクターのIDやキャラクター名、該当の日時など、できるだけ詳細な情報をご記入いただいた上でのご報告をお願いいたします。

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規約違反に関する罰則規定

MHF-Zは、たくさんのお客様がインターネット上で一緒にプレイされているオンラインゲームです。他のお客様に不快な思いをさせたり、迷惑をかけたりしないよう、マナーを守ってご利用くださいますよう、お願いいたします。


以上で今週の開発運営レポートのご報告となります。

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